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2023
22Oct

四谷快談 No.134 暗澹の極み

  • 四谷快談

 個人的な思いを説教で語る牧師もどうなのか多少疑問を持たないわけではないが、それでも「権威ある者」みたいにではなく、一個人としての聖書に対する反応としてその思いを語ることが「説教」から思いっきり外れるものではないと信じている故に、わたしは講壇から度々「ダビデ王が大嫌いだ」と明言してきた。
 ダビデと言えば、キリスト者にとってもわりと(かなり?)人気のある旧約聖書の主人公のひとり。絵本でも語り継がれるエピソードを幾つも持つ人物。その数あるエピソードの中でももっとも有名なことのひとつが「ダビデとゴリアト」ではなかろうか。イスラエルを長年苦しめるペリシテの軍事力は製鉄に由来するらしいが、その軍事力の権化たる巨人ゴリアトと、それに対するのは少年ダビデ。彼は武器らしい武器を持たず、羊飼いの少年の持つ石投げとなめらかな5つの礫で強大な軍事力と対峙する。そして彼の手から放たれた石がゴリアトの額に命中し、敵を破ったというお話。いかにも多くの人に喜ばれる話ではないか。やがてダビデは人気が落ち目だったサウル王に代わりイスラエルの王国を手にし、栄華の基礎を築くわけだ。
 これはキリスト教徒の言う「旧約聖書」にある物語だ。ということはユダヤ教にとっても「聖書」とされる書物にある話。もし今、ハマスに対する怒りで頭が燃えさかっているユダヤ教徒(シオニスト)がこの立志伝中の最大人物ダビデの物語を読むとしたら、一体どう解釈するのだろう。ペリシテとはパレスチナのこと。そのパレスチナに強大な軍事力で圧力をかけ続けているのがイスラエル。そのイスラエルに、今この時も、パレスチナの少年が石投げで石を投げているのだ。あの中東で「イスラエル」という国を(無理矢理)つくり、そこに住む「ユダヤ教徒」は、あのパレスチナの少年にダビデの面影を見ないのだろうか。見ないのだよね。だから平気でガザを封鎖し、今民族殲滅作戦(第2次大戦中に彼らが受けた)を実行しようとしているのだ。

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